古町・五福校区をまちめぐり(後編)

10月3日(日)に行なわれた、古町・五福校区をまちめぐり(前編)に続きまして、17日(日)は後編が行なわれました。今回は五福校区の西エリア。

朝10:00。五福まちづくり交流センターを出発し、目の前の「西光寺」へ。ここは県内の浄土真宗のお寺の中でも最大級の広さ。

浄土真宗・西光寺

お隣り「阿弥陀寺」。仁王像が待ち構えています。

地名にも残っている阿弥陀寺

飯田覚兵衛のお墓

古町には紺屋阿弥陀寺町、東阿弥陀寺町、西阿弥陀寺町という地名が残っていますが、「阿弥陀寺」は現在、西阿弥陀寺町のさらに西にあります。これは、阿弥陀寺が度重なる水害に遭って現地に移転してきたためで、当時は紺屋阿弥陀寺町に建っていました。

「阿弥陀寺」には、花岡山で秀吉に自害させられた阿蘇惟光のお墓、熊本城の石垣を作った築城の名手・飯田覚兵衛のお墓があります。今でも土木事業者が建築の無事を願って覚兵衛のお墓を参ることがあるそうです。

追記:飯田覚兵衛は実際は京都で亡くなっているので、京都のお寺にお墓があるようです。このブログを通してコメントを寄せていただきました。(飯田覚兵衛のお墓の写真をクリック)

ビルの谷間の白梅天満宮

天神さまの細道じゃ

お次は「白梅天満宮」。周囲を民家や商店、マンションなどに囲まれ、細~い細~い路地を入っていきます。まさに童謡「通りゃんせ」にある、「ここはどこの細道じゃ、天神さまの細道じゃ」そのものです。

肥後狂句が刻まれている

お隣り「西流寺」は、五福小の前身・西阿小学校があったところ。肥後狂句の著名な句人・松本奇妙の墓があり、「誰でんさよなら、今度会うときゃ蓮の上」の句が刻まれています。
そして「普賢寺」。ここは民謡「おてもやん」の歌詞の中で、おてもやんが夜聴聞詣り(よじょもんまいり)に来たとされるお寺です。

市道1号線だった道

お次は「宗禅寺」。毎年8月の「えんま祭り」でおなじみ。閻魔像が祀ってあります。
ちなみに、「宗禅寺」に向かう砂利道は、何の変哲もないけれど熊本市の市道1号線でした。

小沢町(こざわまち、と読む)へまわって「聖光寺」、その向かいには「えびす像」。去年から、毎年10月20日は商売繁盛を祈願して「えびす祭り」を開催しています。

追記:ブログに記事を投稿しました。「風流街えびす祭り2010

西福寺の立派な彫り物

西福寺のご本尊

最後に「西福寺」。立派な御堂とご本尊でした。

たくさんのお寺を回りましたが、五福校区に70年住んでいる方でも初めて見るものがあったり、当時と変わっていたりしていて、参加者誰もが新鮮なウォーキングでした。

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