新町古町トピックス~町屋見学「西村邸」

新町古町には明治大正に作られた建物が今なお多く存在しています。それらの建物からは、当時の商売や生活、建築の技術などが想像できて楽しく、貴重な資料にもなります。

特に唐人町通りには、熊本市が「景観重要建造物」に指定している建物がいくつかあり、その中のひとつ「西村邸」が見学できるというので、のぞいてまいりました。

もう見た目から気になる外観、西村邸。唐人町通り、出田眼科の向かいにあります。

赤レンガが建物の形に沿って積まれているのが特徴的です。(こちらは東側の壁面)

そしてこちらは西側の壁面。こちらは普通の長方形。

赤レンガ壁と建物の間には細い通路が。

熊本市指定の「景観重要建造物」の第2号です。

現在は、屋内はガランとしていて倉庫のような感じ。

この日は見学者にカキ氷がふるまわれていました。

 

西村邸が赤レンガで囲まれているのは、以前ここが油屋さんだったから。燃えやすい油を取り扱っている以上、火事には十分な注意を払わなければならなかったので、外からの火気を防ぎ、また、火が発生しても隣家に火災を拡げないためでもあったのでしょう。

赤レンガが現存しているところを見ると、火災は起こらなかったと思われます。

 

2階建てですが、階段は使われていない模様。でもよく見ると天井に開きそうな場所があり、おそらくここから物の上げ下ろしをしていたのではないでしょうか。

町屋らしく、道路に面した部分は商店、奥は居住区になっていました(住居は今でも家主さんがお住まいです)。建物の北面は坪井川に面しており、舟便を利用して物資の輸送をしていたそうです。

めったに入れない建物なので、たいへん興味深く拝見しました。町屋のことを考える人たちの活動と、家主さんのご好意のおかげで、新町古町にはこういった町屋見学の機会が多くあります。ここ数年は空き町屋の活用がまちづくりの重要課題になりそうですね。

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