新町古町トピックス~小沢屋敷(仮)2011夏

 

古町地区・小沢町(こざわまち)に、今は使われていない古民家が建っています。しかしこれが思いがけない魅力的な物件!

核となる母屋は、旅館を移築してきて住居として使っていたもので、かなりの広さ。2階が廻り廊下になっているところに旅館の面影があります。

離れは茶室。水回り・トイレ完備、にじり口があって、まさにお茶をたしなむために作られた空間。

そして2棟の蔵。白壁のがっしりした造りで、元は煙草を保管していたようです。(小沢町は煙草製造が盛んな町でした。江戸~明治)

そんな小沢屋敷(仮)を再活用しようというプロジェクトが進行中です。

 

8月23日(火)

まずは、雑草が生い茂った庭をどうにかしようと、有志が電動ノコギリで目に付く大木を伐採!

かなりの草木が片付きました。今後の掃除が楽になること間違いなし!

有志の皆さん…お好み焼きあやすけ(万町)の早崎さん、メイクツルサキ(細工町)の内田くん、早川倉庫(万町)の祐三くん
おつかれさまでした!

 

8月28日(日)

切り倒した大木の運び出し&残った雑草取りを、イベントとして開催。宮本建設(新町)の宮本さんの呼びかけのおかげで、朝6時STARTという尋常じゃないイベントにもかかわらず、30名近い参加者が集まり(すごい!)、人海戦術であれよあれよという間に日本庭園が姿を現わしはじめました。


雑草を取り除いてみれば、池があり、築山があり、飛び石があり、なかなか凝った作りの庭であることが判明。がんばった甲斐がありました。

参加者の皆さん…五福まちづくりの会、千原台高校の生徒と先生、熊本市役所職員さん、その他、宮本さんにFacebookで呼び出された方(笑)
おつかれさまでした!

また、おにぎりや焼きそばなどを振る舞っていただいた有志の皆さん、ごちそうさまでした。
有志の皆さん…書道教室FCしゅんけい(魚屋町)の稲田先生、川上酒店(万町)の川上さん、源ZO-NE(魚屋町)の元三さん
さらにアイスやお茶を差し入れていただいた方、ありがとうございます。

 

8月30日(火)

今回のプロジェクトの首謀者のひとり、ジェーンズ商会(米屋町)の平野さんに誘われて、夕方6時に小沢屋敷(仮)へ。私のほかに有志が数名呼び出された模様。
有志の皆さん…イデタオート(小沢町)の出田さん、宮本建設(新町)の宮本さん、早川倉庫(万町)の祐三くん

何事かと思ったら、屋敷のオーナー立ち会いのもと、茶室と蔵の鍵が開けられるとのこと! 中に何が入っているか…興味津々。
(皆さんお先に失礼します)

まずは茶室。

さすがにず~っと使ってなかったせいか荒れています。

押し入れやタンスにはまだ私物が残されており、ちょっと見ただけでも食器や着物、掛け軸などがあるようでした。

 

そして手前の白い蔵。


蔵は2階建てで、こちらの蔵は私物が多かったようです。書物や家具などが目に付きました。
開けてみないと分からない箱やつづらがたくさんあり、このわくわくは後日にとっておきましょう。


2階の壁に何か貼ってあります…。「文楽座附豊竹古靭太夫一行」。芝居のパンフレットですかね?
左下はチャップリンのイラスト。「廿一日封切特別大写真」。映画のパンフレットかな?

こんなのも貼ってありました。「歳暮大売出し」「特に五歩引」「熊本市東唐人町 玉置呉服店」などの文字が読めます。

最後に奥の蔵。

こちらは比較的最近の物が積まれています。中国や東南アジアなどから輸入した陶磁器だそうです。

今回はちょっとのぞいただけですが、やっぱり灯りが無いとよく見えんですね。どんなお宝が眠っていたかさっぱり分からず…。電気が通ってからじゃないと掃除は困難かも。

 

こんな物件を地域のために再活用していく予定です。どんな使い方をすれば楽しいですかね~。これから面白くなりそうです。

また、茶室&蔵の掃除もきっと一般参加のイベントになると思いますので、興味ある方はお手伝いよろしくお願いします。

 

 

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