古町が誇る築130年の歴史的建造物「早川倉庫」で、大宴会が催されました。(2011年6月2日)
■全国の車イス利用者をおもてなし
今回の主賓は「全国脊髄損傷者連合会」の皆様。みなさん車イスをご利用されています。「熊本全日空ホテルニュースカイ」で総会が開催されるにあたり、地元古町でおもてなしをしようという関係者からのご提案に応えた形での開催となりました。
日頃からフォークリフトが動き回っている「早川倉庫」は、車イスにとっても好環境。間違いなくバリアフリーです。
まずは地元古町で作られる料理・商品でおもてなし。「益雪かまぼこ店」のかまぼこや辛子蓮根、「鳥丸八十七商店」のこんにゃくをはじめ、出張バーベキュー「企画屋」からは、スペアリブや焼きそば、あさりの酒蒸しなど。もちろん馬刺しも大人気でした。お酒は「早川倉庫」のお隣り「川上酒店」から! 県産酒、球磨焼酎、熊本ワインを取り揃え。
そしてサプライズは古町の和菓子店「友達屋製菓」の跡取り息子・なお兄によるギターライブ!
北は青森から南は鹿児島まで、全国から集まっていただいた連合会の皆様は、年に1回の総会ということもあり終始にぎやかで、特に大きな問題もなくおもてなしすることができたと思います。
というか、今回の総会のお世話をしている「旅のよろこび株式会社」のみなさん、学園大やリハビリテーション専門学校の学生ボランティアさんのがんばりがすごかったですね。
■「早川倉庫」のポテンシャルを再認識
と同時に、われわれ地元有志の収穫としては、「早川倉庫」で収容人数100人規模のイベントだってできそうな予感が生まれたことが大きいですね。4月に音楽ライブを開催して以来、イベント会場としてのポテンシャルを発揮しつつある「早川倉庫」は、古町の新たな交流拠点として何かできそうな感じがするのです。(早川親子もかなりやる気ですし!)
思えば「早川倉庫」は、明治時代に建てられた時は酒造所でした。それが履物店、私塾、貸し倉庫と時代とともにいろいろな使い方をされてきて、平成でさらに新しい形態に…。それがライブ会場なのかイベントホールなのかギャラリーなのか観光スポットなのかはまだ分かりませんが、世間が必要とする何かであることは間違いありません。