年末ということで、今年、平成24年(2012)にどんなことがあったか、個人的に印象に残った出来事を10個まとめて掲載しときたいと思います。題して、「2012年の古町10大トピック」!
1月からざっとおさらいしていきます。
※個人的に選んでいます。ご了承ください。
●元日から「町屋」で盛り上がる!
元日の「熊日新聞」と「読売新聞」に、新町古町の町屋がアツい!という記事が掲載されました。
その報道の通り、2012年は町屋の保存・利活用の動きが活発化。4月には、熊本市が「城下町づくりモデル街区」を制定、万町・小沢町・唐人町通りが対象となり、この年末にはその制度を利用して景観改修工事が行なわれる町屋もありました。
また、空き物件だった小沢町の「舛田邸」、万町の「がんぱち屋」の入居者が公募されることに。
「舛田邸」は2月に現場見学会を開催し、母屋と右の蔵の入居者が決定。左の蔵と茶室は地域住民が活用していくことになりました。
●初開催「熊本城マラソン」が古町を駆け抜ける
2月、熊本市で初めての市民マラソン大会「熊本城マラソン」が開催されました。
熊本城下をスタートして熊本城でゴールする、熊本らしいマラソンで、フルマラソンコースでは古町も走路に組み込まれました。
古町では、白川にかかる泰平橋を渡ってきたランナーをお出迎え。ランナーは米屋町通りを北上し、新町へと駆け抜けていきました。ちょうど電車通りとの交差点が40km地点で、応援にも力が入りました。
●城下町に清正公が甦る! 「くまもと時代絵巻」
3月、熊本駅から熊本城までを甲冑武者が行列するイベント「くまもと時代絵巻」が開催されました。
行列の先頭は、俳優「藤岡弘、」扮する加藤清正。この後を約200人の甲冑武者、九州各地から集まった人力車、葦北鉄砲隊などが続きました。
古町からは万町の人力車集団「肥後力俥」が参加したほか、五福小学校児童が古町伝統の「すり鉢舞い」のいでたちで行列に加わりました。
細工町通りが行列で埋めつくされた様子は圧巻でした。
●政令市誕生、古町地区は「中央区」に
4月1日より熊本市は政令市となり、区制が敷かれることになりました。
古町地区はすべて中央区に。
…特に暮らしが変わったわけではありませんが、この話題は今年取り上げないともう取り上げることはないだろうと思ったのでランクインさせておきました(笑)
●テレビ出演多数!
今年はたくさんのテレビ局が古町に取材に来てくれて、古町の露出が多かったような気がします。
多くは地元テレビ局の情報番組の1コーナー。
- RKK「夕方いちばん」…熊本全日空ホテルニュースカイなど
- KKT「テレビタミン」…町屋特集など
- KKT「サタデココ」…はかりや、鳥丸八十七商店など
- TKU「ぴゅあピュア」…企画屋、ピュアリィなど
- KAB「くまパワ」…えんま祭り、ピュアリィ、キャンドルハウスなど
などなど。
RKK「週刊山崎くん」では1時間まるごと古町を特集してくれたこともありました。(5月放送)
(おてもやん像→松魚村平→松田邦彦青果→白梅天神→お多福豆→いろは屋→器季家カフェ→武蔵屋→あやすけ)
県外や全国版でも取り上げられました。
- NHK「ひるブラ」…ピュアリィ、松田邦彦青果
- よみうりテレビ「旅ぷら」…キャンドルハウス、源ZO-NE
- FBS「めんたいワイド」…器季家カフェ
- RKB「列車に乗って」…松田邦彦青果、鳥丸八十七商店
などなど。あと、NHK「のど自慢」に「友達屋製菓本舗」さん(紺屋阿弥陀寺町)の兄弟姉妹が出演したことも。(10月)
このほか、ケーブルテレビ、ラジオ、新聞、雑誌などでも取材されること多数。ありがたいですね~。
●「早川倉庫」の進化が加速!
貸し倉庫でおなじみ「早川倉庫」さん(万町)ですが、昨年あたりからイベント会場としてちらほら使われるようになり、今年はそれがますます加速した1年でした。
毎月のように開催され定番化している「野うさぎ市」「アースデイマーケット」には、市内外から安心・安全な品物を求めて訪れる人で毎回にぎわいます。
演劇や音楽のステージとしても大活躍。熊本の劇団が公演したり、10月には若手劇団による演劇バトルが繰り広げられたり、なにより11月の「ホフディラン」ライブはインパクト抜群!
ついでに書いちゃうと、早川家は今年おめでた続きで、祐三さん・明子さん夫妻が結婚→出産。ますます古町をにぎやかにしてくれそうです。
●「五福亭一門」が旗揚げ
これはかなり個人的主観で選ばせてもらいましたが(笑)、今年ついに、古町住民で作る落語集団「五福亭」が旗揚げ。
まずは4月の「熊本城本丸御殿 春の宴」の開口一番として、5人が大喜利に挑戦(五福亭春逕・ぽんど・明八・るり蔵・愛橋)。引き続き5月、早川祐三さん結婚パーティーでも6人で大喜利を披露(五福亭春逕・るり蔵・鶴吉・亀吉・馬波・愛橋)。
そして8月の「城華まつり」で「子ども落語」が始動! 五福小・慶徳小の2~5年生6人が小噺を覚えて、寄席を開きました(五福亭吉九・秋都・志ん平・歳三・球次・さん歩)。
10月に本妙寺の「寺フェス」にも出演、11月の「風流街浪漫フェスタ」では新しく女の子が1人入門して(五福亭まい歌)、全員新ネタに挑戦しました。
新年は大人も落語に挑戦したいですね。
●古町が「ミニチュアアート」になった!
ミニチュアアートを作るサークルの皆さんが、古町の代表的な建物をミニチュアで再現してくれました。
(ピュアリィ、塩胡椒、武蔵屋、川上酒店、キャンドルハウス、松魚村平など)
5月に「熊本県伝統工芸館」で初お披露目された作品展が、7月には「ホテル日航熊本」で復活。9月からは「五福まちづくり交流センター」で展示されることになりました。
ミニチュアアートは木や紙で作られていて、とにかく細かいところまで忠実に再現されています。実際の建物を知らなくても思わず見入ってしまう作品です。
●古町から和食料理人No.1が誕生!
10月に開催されたKAB(熊本朝日放送)のイベント「元気フェスタ」内で行なわれた「第2回グルメPRINCE決定戦」にて、和食・郷土料理「和久田.」さん(細工町)の若き店長が和食部門でグランプリに輝きました。
昨年の第1回大会でもファイナルステージまで残りましたが、今年は見事リベンジ。大将のもとで日々修業してきた成果を存分に見せ付けました。
「和久田.」さんでは翌日からグランプリ獲得を記念して生ビール半額キャンペーンが開催され、店長はたくさんのお客様に「おめでとう」と声をかけられていました(笑)
●古町最大のイベント「風流街浪漫フェスタ」
今年も11月に古町最大のイベント「風流街浪漫(ふるまちろまん)フェスタ」が開催されました。
9:00の開始時は雨模様でしたが正午前からは晴れ上がり、細工町通りには地元商店によるテントが立ち並び、「五福まちづくり交流センター」前の特設ステージでは歌や踊りが披露されました。
「風流街浪漫フェスタ」は、五福小学校、PTA、地元住民、地元商店が一体となって手作りして開催するイベントで、今年で21回目。
この日しか見られない奇祭「すり鉢舞い」や、この日しか食べられないグルメがあるなど、毎回たくさんの人出で盛り上がります。来年も11月に開催予定ですので、ぜひお越しください。
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以上、いろいろあった2012年の古町。2013年もますますたくさんの話題を提供できるようがんばりますので、引き続きご注目ください。