たま~に、世間のニュースの中からWEBやIT、デジタルに関係してそうなネタを取り上げてます。
今回のテーマは「ネット選挙」。
先日の参議院議員選挙ではインターネットによる選挙活動が解禁されたワケですが、どうでしたか? 皆さん何か変わりましたか?
個人的にはまったく変わらなかったなぁ。
まぁ、まだ始まったばかりだから、候補者側もまだ手さぐりなのかもしれません。
フタを開けてみれば、「ネット選挙解禁の立役者」といわれる鈴木寛(かん)氏(民主党)は東京選挙区で、ぎりぎり山本太郎氏(無所属)に破れ落選。
Twitterでのフォロワー数38万人で「ネット選挙の切り札」といわれた田宮嘉一(かいち)氏(新党大地)も比例区で落選。
インターネットだけでは票が集まらないことを体現しました。
■ もちろん熊本でもネット選挙(?)
もちろん熊本でも候補者がインターネットを大なり小なり活用していました。
状況をまとめたのがこちら↓
結局、ブログもTwitterもやってない馬場氏(自民党)が当選。(苦笑)
Facebookでの友達の数がとても多いので、(ネット上だけではなく)現実社会で活動範囲を広げていたのでしょうね。
そして下のグラフは、7月1日から選挙当日21日までの、候補者名によるYahoo!リアルタイム検索のグラフ。
候補者が、どれだけネット上で話題になっているか、を表わしたものです。
やはり馬場氏が一番注目されていたようです。
■ ネット×選挙の可能性は広がる(はず)
今回の選挙では、ネットの活用はそれほど実感できませんでしたし、もしかしたら今後は、誹謗中傷、ネガティブキャンペーンなど、足の引っ張り合いにネットが活用されることもあるかもしれません。
しかし、時代とともに選挙のスタイルが変わっていくことは確実。いずれは「ネット選挙」にとどまらず「ネット投票」ができるようになるかもしれません。
インターネットは単なる道具でしかありません。候補者はその道具を使って、しっかりとマニフェストを掲げて勝負してもらいたいものです。