8月1日~3日は、北岡神社のお祭りでした。境内にステージができ、歌や踊りが披露され、立ち並んだ夜市ではカキ氷やビール、金魚すくいや射的などのお楽しみがいっぱいの夏祭りです。
今年からは新たに、神輿神幸行列が加わりました。「新たに」といっても以前は行なわれていたので「復活」ですね。昭和29年以来なのでなんと57年ぶり! そんな記念すべき神輿を担がせていただくことになり、ウキウキと参加してきました。
北岡神社には3基の神輿があったらしいのですが、今回担ぐのはもっとも豪華な「壱の神輿」。重量400kgあるらしいですよ…。担ぎ手の掛け声は、「肥後の祇園はよ~いやさぁ」でSTART、拍子木に合わせて「ほいっとー、ほいっとー」の繰り返し。「ほいっとー」は、本家本元・京都の祇園祭で使われている掛け声と同じだそうです。
神幸行列では、壱の神輿だけじゃなく子ども神輿、人力車、子ども日本舞踊などが連なりました。コースは、熊本駅前を通って二本木の熊本朝日放送(KAB)までの往復3km。
↑先頭は人力車。「肥後力俥」の富三郎さん!
↑日本舞踊を踊りながらの行進! 中学生の女の子3人組「ザ・わらべ」
今回は復活第1回目ということで、まだ参加者は多くありませんでしたが、年を重ねるごとにボリュームが増えていくといいなーと思います。というのも、古い文献には、北岡神社の神幸行列といえば、それはそれは賑やかで華やかで、それでいて厳格で御神威を感じさせるものだったそうです。そんな神幸行列、熊本でもぜひ見てみたい!
上記ホームページによると、神幸行列は少なくとも939年には行なわれていた行事(すごい歴史!)で、鉾を先頭に、3基の神輿、神官、300人の騎馬隊…などなど、笛や太鼓をバックにたくさんの人数が参加していたようです。1000年以上続く行事なんて熊本ではめったにありませんから、ぜひ来年も協力したいと思います。