大震災で感じたインターネットの力


3月11日、東北地方の大地震・大津波により、多くの方が被災されました。いろいろ思うことや支援したいことはたくさんありますが、このブログでは特に表現しません。ただしっかりとこれからの数年、東北のことを思いつつ日常を過ごしていけばいいのではと考えています。

じゃあここで何を書くかというと、やはりうちはインターネットの会社なので、震災時にインターネットは何をしたか、について触れたいと思います!

16年前の阪神大震災の時とは、インターネットの在り方がかなり違っていたように思います。

まず地震が起きて大津波が町を襲った映像が「Ustream」(ユーストリーム)でリアルタイムに流され、テレビを見られる環境にない人(職場で仕事中の人とか)でも、その映像のすさまじさに息を飲みました。

タレントのサンドウィッチマンの2人は、ちょうど気仙沼で仕事をしていて被災し、一連の模様を「ブログ」で逐一報告。写真や動画も掲載していました。パソコンからではなく「携帯電話」による投稿でした。

被災地では電気が止まり、テレビを見ることができませんでした。ラジオという手段もありましたが、慌てて避難した人にとっては「携帯電話」の方が役に立ちました。ワンセグ受信でテレビを見ることができたし、ホームページにアクセスして情報を収集することもできました。

こんな時、電話は回線が混雑してなかなかつながりません。ところがインターネットなら比較的連絡が取りやすかったようです。「メール」は多少の時間差が生じたようでしたが、おそらくもっとも活発だったのは「twitter」(ツイッター)ではないでしょうか。

「twitter」は、普段は日常のことを思いのままに書き(いわゆる「つぶやき」)、それを友人知人ファンらが読んで、時には交流したりするインターネット上の社交場です。

「twitter」では、登録している人同士が連絡を取り合うことができます。インターネットにつながりさえすれば、どこにいても「twitter」を通してお互いの状況を報告しあえるのです。

実際、私の知人夫婦(東京在住)はどちらもその日、都内で仕事をしていたのですが、あらゆる交通網がマヒした上に電話がつながりません。そこで「twitter」上で現在地を報告しあい、待ち合わせ場所を決め、旦那さんが車で奥さんを拾って無事帰宅した、ということがありました。

また、別の知人は、お子さんがたまたま東京旅行中でした。「子どもが池袋駅で足止めされ途方に暮れています」との「つぶやき」を見た私は、これまた別の「つぶやき」を参考に、「近隣の立教大学が避難所として開放されているようです」とつぶやいたので、お子さんは立教大学に無事たどりつき一晩過ごしたようでした。

このように「twitter」には、たくさんの情報が人と人とのつながりによって、どんどん広まっていく力があります。

「○○さんと連絡が取れません。消息をご存知の方はいらっしゃいませんか?」という記事を投稿すると、その記事が「拡散」されて、「その人なら○○体育館に避難してますよ」という情報がもたらされたりしました。

今回の震災を機に「twitter」を始めた人は多いのではないでしょうか。

また、たくさんの支援ホームページができました。
「Google」(グーグル)の「Person Finder」(パーソンファインダー)はその代表格です。無事が確認された人をこのホームページに登録しておけば、親戚知人がその人名で検索した時、無事であることが分かるというものです。

同じく「Google」が提供している「Google Map」(グーグルマップ)というサービスでは、緊急避難所・炊き出しが行われている場所の地図が支援者の手によっていち早く作成されました。→炊き出しまっぷ

「Yahoo!」(ヤフー)も「復興支援ポータルサイト」を立ち上げ、ボランティアや寄付についての情報を集めています。

一方で、インターネットでは「デマ」が広がるという問題も起きました。インターネットは情報のスピードが速く、広範囲なので、それが本当に有益な情報であるか否かに関わらず広まってしまいます。情報を受け取る側が、冷静に、慎重に、取捨選択すべき時代になってきたということでしょう。

しかし、インターネットは使う人次第で良い道具になり得ます。たくさんの人・企業が、それぞれに励ましの言葉、応援の言葉をインターネット上で発信しました。

「twitter」上では全世界で日本を応援するコメントが見られました。

「YouTube」(ユーチューブ)ではアーティストが被災地に向けて歌を歌った動画が見られました。

アメリカの歌手・レディーガガは、チャリティーブレスレットを作って全世界にインターネット販売しました。

インターネットによってたくさんの人が勇気付けられたはずです。

これだけの被害ですから、おそらく復興は長期戦でしょう。われわれ西日本の人は、今できることは少なくても、これから夏になり冬になり年が変わっても、常にどこかで東北のことを意識して日常を過ごすことで、根強い支援になるんじゃないかと思います。

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