今年で5回目! 五福亭こども寄席in城華まつり

 

8月21日(日)は毎年恒例の「城華(しろはな)まつり」でした。
和で熊本を楽しむ「くまもと城華」さんの主催で、今年で9回目。ここ数年、会場として使用させていただいている「正立寺(しょうりゅうじ)」さんも被災してしまいましたが、「ぜひ会場として使ってください」とのことで、無事開催することができました。

私は今年も、こども落語「五福亭一門」を率いて「こども寄席」を開きました。今回で5回目の参加。いつにもまして準備不足が否めませんでしたが、終わってみればぎりぎり合格点でしょう(笑)
出演者は、
五福亭あきは(小6女子)
五福亭球次(小6男子)
五福亭じゃんぷ(小6男子)
五福亭ことは(小4女子)
五福亭てん歩(小4男子)
五福亭ぴよぴよ(小2女子)
五福亭六花(小1女子)※新人

そして今年はメンバー不足が懸念されたので(汗)、急きょ大学時代の落語研究会の先輩・五代目立田家愛鏡さんにも出演依頼。初めて大人が出演しました。
今年のMVPは何といっても「ことは」でしょう。

彼女は学校の器楽部に入っていて毎日ハードな練習をこなしており、今年は落語には参加しないだろうなぁと思っていたのですが、ある日、稽古場に来て「今年もやる」というので稽古を始めました。
お盆前までは普通に稽古していましたが、さすが器楽部、コンクールで熊本代表に選ばれ、祭り2日前の九州大会(in福岡)に出ることになり、まったく落語の稽古ができない状態に。

ここで師匠の立場としての選択肢は2つ。
A.祭り本番で落語はできなくても、「高座返し」として出てもらおう
B.出番は昼14時半。午前中に「朝練」して、出られるようになるまで稽古しよう

「高座返し」とは、演者が出る前に座布団と名前札をひっくり返す、いわゆる舞台アシスタントのことです。
最後の稽古の日に、姉の「あきは」に伝言して、あとは本人の判断に託しました。

 

祭り当日、朝10時から「正立寺」さんで準備をしていると「ことは」の父上から電話があり、
「今から娘を連れていきます。出演するつもりでいますので稽古をお願いします」
とのこと。

出るって!(嬉)

しかも稽古を始めてみたら、噺はすっかり覚えていて、所作をいくつか修正するだけ。だいぶ仕上げてきています。これなら十分出られます。しかもトップバッター&「高座返し」の大役も引き受けてくれ、すべてまーるく収まったのでした。

一昨年、入門したての頃の彼女は、人前で声を出すことすら緊張してできなかったのですが、人というのは成長するものですね。

 
また、推測ですがどうやら姉「あきは」のファインプレーもあったんじゃないかな。家での自主練習がないと、あれだけ仕上がってるはずないですからね。同じく妹で今年入門した「六花」にもアドバイスしていたみたいだし、妹2人の面倒を見つつ、自身はトリを務めるという無双っぷり。頭が下がります。

 

 

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