先日無事に開催された「風流街浪漫フェスタ」ですが、全体的なレポートは昨日のブログを読んでいただくとして、今日は個人的な視点から。
■新サービス「缶バッヂ」がヒット!
私はフェスタでは基本的に「大正浪漫写真館」というアトラクションを毎年担当しています。
本来なら屋外で、
- 人力車にお客さんを乗せて
- 大正時代の唐人町通り(の写真パネル)の前で記念撮影
- その場でL版プリントして進呈(しかもセピア調に加工)
- お待ちいただいている間は抹茶と和菓子のサービス
というものでしたが、雨天のため急きょ屋内へ引越し&人力車はナシ、となってしまいました。
替わりに、今年からボランティア参加してくれている千原台高校の新サービスがヒット!
唐人町通り(の写真パネル)をバックに記念撮影、までは一緒ですが、撮った写真を缶バッヂにしてくれるという目新しいサービス(バッヂ1個100円)に、ご家族連れや小学生が殺到!
バッヂの作成はちょっと時間がかかるので、「その場で進呈」ではなく「引換券」を渡して30分後くらいに取りに来てもらうようなシステム。この辺、すべて高校生の発案です。事前に引換券も用意していました。スゴい!
一番多かったパターンは、友達と一緒に写ったバッヂを1個ずつ作る、というプリクラ的な発注でした。仲良く写真を撮ってもらって、30分後にまた仲良くバッヂを受け取りにくる光景はほほえましいものがありました。
幼稚園の妹と一緒に写って、「妹の分もお金を出すからバッヂ2個作って」とか
お小遣いが足りないので、「友達と一緒に写真には写るけどバッヂは買わない。友達が付けていてくれればいい」
という子がいると、
「いいよいいよ、1個よけいに作ってやるけん、持っていきなっせ!」と言いそうになるけど、子どもたちはこういう行事を通して社会を学んでいくので(フェスタはいちおう総合学習の時間なんです)、そこはあえて、ちゃんとお代をいただきました。
バッヂは1個100円で、これ以上下げると原価割れするので値下げはできず…。次年度以降の課題でしょうか。
■千原台高校生、大活躍!
ところで、この千原台高校生たち、フェスタ初参加なのに八面六臂の大活躍だったんです!(今日のブログ記事で一番言いたいのはこれ)
当の「大正浪漫写真館」では、缶バッヂの販売についての発案から実行まで、責任を持ってやり通してくれました。
写真を撮る人、撮った写真を加工する人、バッヂにする人、受付対応する人。手が空いている人は、路上に出て客の呼び込み。(←この担当は特によくがんばった!)
さすが商業高校生、社会の仕組みを地で行っています。こんな少人数でも営業・製造・事務の役割分担ができてます。
もうひとつお願いしたアトラクション「昔の遊びコーナー」。輪投げ、けん玉、お手玉などを子どもと一緒に遊ぶというもので、屋外(テント内)でのイベントだっただけに雨の影響が少なからずありましたが、かなり盛り上げていただきました。
ちなみに「写真館」も「輪投げ」もお金を扱うブースでしたが、これまたさすが商業高校生、イベント終了後のお金の清算では1円の数え間違いもなく、ちょっとしたことですが感心しました。
(会計担当の郵便局長もほめていました!)
■見えないところでも大活躍!
そして、「ゆるキャラ」。(子どもの夢を壊すかもしれないので)あまり大きな声では言えませんが、あの着ぐるみの中に数名入っていただきました。
着ぐるみって、暑いし視界悪いし、自由に身動き取れない上に子どもたちが抱きついてきたりするので、想像以上にたいへんなんですが、オープニングのセレモニーからクライマックスの「すり鉢舞い総踊り」までがんばってくれました。
あと、女子2人に記録映像をお願いしました。
実はこのフェスタ、地元スタッフはそれぞれの担当に精一杯で、全体を記録できる者がいないので、今回は高校生が担当してくれるというので助かりました。
しかも20回記念だし、初めての雨天だし、かなり貴重な記録映像になると思います。
そして本当に急きょ決定したのが、本部アナウンス。
いつもは司会者の塩田さんがメインステージの司会を兼ねて、ついでに本部からの業務連絡などを放送してくれていましたが、今回は雨のためメインステージが「まちづくり交流センター4階ホール」に移ったため、塩田さんも4階に。
ガラ空きになった本部アナウンスを簿記部の女子にお願いしました。
「この後11時より浪漫くじの販売がスタートします」とか、
「よさこいのパフォーマンスが屋外で行なわれるのでどうぞお集まりください」とか、
臨機応変に対応してくれました。これはフェスタスタッフも想定していなかったことだけに、たいへん助かりました。
準備と後片付けも手伝っていただきました。
前日の準備には3名の男子に来てもらって、「浪漫くじ」賞品の梱包~仕分け。当日は雨に濡れながら机やイスやテントの運搬など。フェスタが終わったら会場の机・イスを並び替えて元の会議室の形に。(いつの間に!)
■今後のフェスタの可能性が広がる!
千原台高校からは、パソコン部、簿記部、ワープロ部の生徒さんに参加していただき、全部で20名来てくれましたが、20名とは思えないほどあちこちで姿を見かけました。
あーあんまり写真を撮ってなかったのが悔やまれます。本当にどの生徒もがんばっていましたよ。
こうして五福校区にとって心強い仲間が現れたわけですが、これだけの知恵と行動力があれば、もっとできることが増えることは確実。今回のフェスタで反省点もいくつか出ましたが、それは来年以降のフェスタに活かして、よりよいフェスタを一緒に作っていけたらいいなと思います。